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G M N BASTON*; J A BERRY*; M BROWNSWORD*; D J LLETT*; C M LINKLATER*; S W SWANTON*; Tweed, C. J.*
JNC TJ8400 99-078, 72 Pages, 1999/03
本報告書では、以下の3つの事項について報告する。強還元条件下の中性付近におけるプルトニウムの酸化状態測定の可能性を明らかにするために調査研究を実施した。その結果、溶解度が低いために溶液中のプルトニウムの直接測定は困難であるものの、適切な基質に吸着したプルトニウムの酸化状態確認はX線吸収分光法により行える可能性があることがわかった。強還元条件下において、プルトニウムの玄武岩、泥岩、砂岩へのバッチ吸着試験を実施した。試験には、岩石-脱イオン水平衡水摸擬液、岩石-海水平衡水摸擬液、およびこれらに炭酸塩を添加した溶液を用い、分配係数の溶液組成依存性を調べた。その結果、炭酸濃度の増加による分配係数の低下は認められなかった。上記のプルトニウムの玄武岩、泥岩、砂岩への吸着実験結果を解釈するために、酸化鉄が主要な吸着相であると想定した吸着モデルの開発を行った。モデル化はプルトニウム3価の吸着をもとの行われた。モデルにより予測される分配係数は実験結果と概ね適合するものであった。
瀬口 忠男
JAERI-M 7394, 176 Pages, 1977/12
放射線によって引き起こされる高分子合成および高分子の反応の機構を電子スピン共鳴(ESR)、核磁気共鳴(NMR)、電子顕微鏡を主体とした機器測定分析によって解明したものである。高分子合成では、グラフト重合と吸着相重合をとり上げた。グラフト重合についてはポリエチレンにメチルメタクリレート、ブタジエンの重合を、吸着相重合についてはゼオライトに吸着されたアクリロニトリル、メチルメタクリレートの重合を解析した。高分子の反応では、含フッ素高分子のポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオルエチレンについての照射効果をしらべた。また放射線重したポリテトラフルオルエチレンの構造についても考察した。